こんにちは。なおこ(@sakanao283)です。
行ってきました〜雪組「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」!
運良く、本当に運良く観劇することができたので、今回はネタバレありのレポと感想です!長いのでこちらは前半(公演概要〜1幕中盤まで)です!
うろ覚えなところも多いのでそこは許して。
以下公演概要。
雪組公演「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」
日程と場所:
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脚本・潤色:小池修一郎
主要キャスト:望海風斗、真彩希帆、彩風咲奈、彩凪翔、朝美絢
今回、コロナウイルスの影響で半数近くの公演が休演となってしまった雪組公演。退団を発表していた望海風斗・真彩希帆トップコンビの、残り少ない雪組公演なのに…
もくじ
感染対策がなされていた東京宝塚劇場
私は超絶運良く、東京公演の途中で2日間だけ再開した、その3公演のうちの1公演に入ることができました。
ですが、劇場は厳戒態勢。
入場ゲートを1箇所にまとめ、左右にサーモグラフィー、そして前方に待ち構える黒服のお兄さんたち…
チケットをピロリーンってやると(最近はQRコード読取式)、すかさずお兄さんが寄ってきて、「手を消毒させて頂きます!」とスプレーを吹きかけてくる!
でも、再開した公演で、「絶対に感染者を出してはいけない」ことが観客にもわかっていたので、皆さんおとなしかったし、言葉少なだった。ちなみに私は入場してから退場するまで一言もしゃべらなかった。ひとりだったし。
あとみんな観劇中もマスクしてたね。着用率8割ぐらいかな。
普段ゼロだから、ちょっと光景としては異様だったけど、でも観客も劇場もみんな本気だった。
原作は同名の映画
原作は同名の映画で、公開は1984年。
めっちゃ前!さすがに見たことなかった。
映画のあらすじはこのサイトあたりに詳しく書いてありますが、宝塚版と全然違う。
まあ宝塚ではよくある話です。登場人物と超おおまかなあらすじぐらいは一緒。
ですが、とりあえず今回の「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」を観る上で、わかっておいたほうがいいポイントが1つあります。
それは、この話はユダヤ系の移民の子たちがギャング化し、アメリカで精一杯生き抜くという話なのですよ。
ここがわかってないと、「?」ってなります。
んじゃ、レポ行きますね。長いよ。
1幕冒頭・ダンスシーン
鳴り響く銃弾!ダダダダダダダダっていきなり鳴るからびっくり!
そして男役スターたちによる突然の群舞。かっこいい。だいもんのリフトもあります。
全員スーツとお帽子着用。私はもちろん防振でお帽子の中のお顔をひとりひとりチェック。
あーさこと朝美絢さんは、今回は娘役としての登場なので、男なのはこのシーンだけです。しっかり目に焼き付けよう男のあーさ。
ちなみにこのダンスシーンは、ジャニーズ伝統の一曲でもある「アンダルシアに憧れて」にちょっと雰囲気が似ている。気になる方は「アンダルシアに憧れて」でYouTube検索してみて。いっぱい出てくるから。
1幕前半・現在【壮年期】
久しぶりの再会と送られてきた鍵とお金
この話、現在と過去が行ったりきたりします。そこちょっと難しい。
まずは現在スタートです。
バーに入ってくるだいもん。場所は旧友のファット・モーが経営する店です。頭髪には白髪が混じり、まあまあの年齢のようですね。
このシーンは、ほぼほぼ、だいもんとファット・モーの会話が、物語のあらすじの大切な説明になっています。だからここをぼんやり聞き逃すと後が全然わからなくなるという、けっこう危険なシーンですね。
ポイントを箇条書きするとこんな感じです。
- 逃亡生活を送っていただいもんは、現在は田舎で中古車販売の仕事をやっている
- ファット・モーの店の時計の中には鍵が入っている
- その鍵は、かつてギャング仲間がみんなで貯めていたお金を入れていたロッカーの鍵
- しかしロッカーの中にお金はなかった
- ある日だいもんの元へ、1本の鍵とトランクが送られてきた
- そのトランクの中には大金が入っていた
- そして、「新しい仕事の手付金」と書かれていた
- トランクとお金を送ったのは誰だ?
ほらもうわからない。これだけの説明を、2〜3分の会話で終わらすんだから難易度高いよね!
できれば最低3回ぐらい観たかったです。
1幕中盤・過去【少年期】
ヌードルスとマックスの出会い
シーンは突然の少年期。
一応回想という形なんだろうけど、この少年期から青年期までの回想シーンがめっちゃ長いです。
少年設定のだいもんですが、声が高い!まさに少年のような声。声色でしっかり年齢を演じ分けているのはさすがですね。
主な配役ですが、
だいもん:ヌードルス(主人公)
さきちゃん:マックス(その友達)
きぃちゃん:デボラ(2人の幼なじみ)
です。翔くんは結構先まで出てきません。そして先ほども書きましたがあーさは女装です。超絶きれいでびっくりします。
で、ここには初期の超大切なシーン、「ヌードルスとマックスの出会い」があります。
このシーンでは、物語の最後に回収される大きな伏線が登場します!
ヌードルスとその一味は、街の酔っ払いから金品を奪うというチンピラまがいの事をやっていて、この日も懐中時計を奪うことに成功しました。
でも警察にそれが見つかり、ピンチに陥っていたところにマックスが登場!
警官「お前なんかがこんな高価な時計を持っているはずはないだろう!」
ヌードルス「これは俺がもらったものだ!」
突然登場したマックス「そうさ、俺の父さんが、彼にあげたのさ。ちゃんと名前も彫ってあるだろ?(と言って名前を言う。その名前は忘れた)」
警官「何だとぅ〜…ほ、本当だ!くそっ、今日は釈放だ!」(意訳)
ヌードルス「お前、なんで彫ってある名前がわかったんだ?」
マックス「さっき、あの酔っ払いが落とした名刺を見たからさ!」
ヌードルス「助けてくれてありがとう。お礼にこの時計をやるよ!」(←おい!人のものですよ!笑)
的なシーンです。ここ超大切。と言うかこの話、こういう、ふとした超大切なシーンがいっぱいあるんです。常に緊張して見てないと話がわかんなくなる。
ヌードルスとデボラ(とマックス)の出会い
話は少し前後しますが、ちびっこギャング的なヌードルスと、いつか女優になりたいという夢を持つデボラの出会いが描かれます。
ふたりは幼いながらも恋心を通わせているっぽい。デュエットもあるよ!
かわいいんだこのシーンが。泣ける。
ヌードルスは、赤いバラの花を1輪持ってデボラを訪ねます。でもその時に、実はマックスも、プレゼントの小箱を持って、デボラに会いに来てるんですね。
はいここ超重要。
ここも伏線になっていて、最後に回収されます。覚えておくように。テストに出ます。
刑務所に入るヌードルス
ちびっこでもギャングだから、抗争まがいのことがあって、ヌードルスの仲間が刺されたりします。
逆上してその相手を刺すヌードルス。(ロミジュリみたいだ)
しかも、勢いで止めに入った警官まで刺すヌードルス。(ダメだよね!)
捕まって、収監された所で少年期が終わります。ギャングっぽいな。
1幕後半・過去【青年期】
7年後、釈放
いきなり7年後です。イカした青年になってる一味。
禁酒法時代のアメリカ。当時の時代背景についてはこちら。
マックスは酒の密輸と、その酒をこっそり出すクラブを経営して大儲けしていた。
そのクラブ「インフェルノ」で働く、マックスの恋人キャロルとして、あーさが女装で登場するよ!!!(私は知らないで見ていたので超びっくりした)
余談ですが、このキャロルの髪型がすっごくかわいいです。クリィミーマミみたいです。(歳がバレるね)(伝われ)
そして、7年の刑期を終え、釈放されたヌードルスを出迎える、ちびっこギャング時代からの仲良し、マックスとコックアイ(真那 春人さん)とパッツィー(縣 千さん)なのでした。
はい。1幕の途中ですが、長くなったのでこの辺で1度上げます。
1幕はまだ続きますよ。
次はネタバレレポ【後半】です!乞うご期待!!!!!
後半のレポはこちら!

チケットの取り方はこちら!
